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- 男性更年期障害(LOH症候群)
40〜50代男性のお悩み

やる気が出ない・イライラする・夜眠れない
更年期障害は女性だけに起こるものではなく、男性でも発症することがあります。
男性更年期障害のことを“LOH症候群”と言い、加齢や疲労、ストレスなどにより男性ホルモンの一種であるテストステロンが低下することで、心身に様々な不調が起こります。
一般的に30代後半から50代の方によくみられます。
男性更年期障害の特徴
男性更年期障害の特徴として、女性の更年期障害と比べて心の不調を引き起こすことが多いと言われています。
主な症状として“やる気が出ない”“イライラする”“不眠”などがあり、発汗・ほてり、めまい、倦怠感なども起こります。
毎日の仕事や家庭でのストレスが加わることで、こうした症状に拍車がかかりますが、まわりにはなかなか理解してもらえずお一人で悩まれるケースもあります。
男性更年期障害の症状
男性更年期障害の診断にAMSスコアという質問表を使用します。
17個の質問に
・なし(1点) ・軽い(2点) ・中等度(3点) ・重い(4点) ・非常に重い(5点)
でそれぞれ点数を付けていき、合計点数が27点以上の方は男性更年期障害の疑いがあります。
AMSスコア
- 1.総合的に調子がおもわしくない(健康状態、本人自身の感じ方)
- 2.関節や筋肉の痛みがある
- 3.ひどい発汗がある(思いがけず突然汗がでる。緊張や運動と関係無くほてる)
- 4.睡眠の悩みがある(目つきが悪い、ぐっすり眠れない)
- 5.よく眠くなる、しばしば疲れを感じる
- 6.いらいらする(当たり散らす、不機嫌になる)
- 7.神経質になった(緊張しやすい、落ち着かない)
- 8.不安感がある
- 9.体の疲労や行動の減退がある(全般的な行動力の低下、活動の減少)
- 10.筋力の低下がある
- 11.憂うつな気分である
- 12.“絶頂期は過ぎた”と感じる
- 13.力尽きた、どん底にいると感じる
- 14.ひげの伸びが遅くなった
- 15.静的能力の衰えを感じる
- 16.早朝勃起(朝立ち)の回数の減少
- 17.性欲の低下がある
男性更年期障害の治療方法
テストステロン補充療法
男性更年期障害に対しては、現在、テストステロン(男性ホルモン)補充療法が効果的とされています。
前立腺肥大症やがんなどの疾患がないことを確認したうえで、定期的にご来院していただいて注射を行います。
テストステロンが配合された塗り薬タイプのものもご用意しています。
ーテストステロン補充療法の副作用ー
多血症(赤血球が増える)、肝機能の異常・脂質代謝異常、前立腺肥大症・前立腺がん、乳がんの悪化、睡眠時無呼吸症候群の悪化、女性化乳房、にきびがなどが稀に起こります。
その他の治療
テストステロン補充療法以外にも・漢方薬、、点滴療法、メディカルサプリメント、食事運動療法など、その方の症状に合わせた治療法をご提案させていただきますので、お一人で悩まれずにまずは当クリニックへご相談ください。